Slack新UIに伴って追加される新ワークフローの新機能を試してみた

Slack新UIに伴って追加される新ワークフローの新機能を試してみた

Slackに新UIが順次反映されますが、ワークフローには新しいステップも追加されます。何らかのワークフロー運用ルールがある場合は見直しが入りそうなほど大きな変更で、特に重要な箇所に触れてみました。
Clock Icon2023.09.06

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Slackの各ワークスペースに新しいワークフローが順次追加されます。これはSlackのUIリニューアルに伴うものですが、単にUIの一新ではなくこれまでのワークフローではできなかった手続きも可能になっています。

先行導入されていた環境で確認できた手続きについて取り上げてみます。

新機能について

細かいものも含めると多数ありそうですが、今回は特に目立った以下3点について触れます。

  • リンクをクリックしてワークフロー起動
  • あなただけに表示されるメッセージ
  • ユーザーグループにメンバーを追加する

リンクをクリックしてワークフロー起動

これまでのワークフロー起動はチャンネル上部のブックマークか、チャット入力欄でのコマンドのいずれかに限られていました。新しいワークフローではリンク経由の起動も選択肢となります。

当記事での検証において確認できたのは、Slack内に投稿されたメッセージに含まれるリンクやCanvas内に含まれるリンクからの起動です。起動できた場合は以下のダイアログを挟みます。

外部ページからのリンクはエラーによって動作しませんでした。これが意図どおりのものかは不明です。

あなただけに表示されるメッセージ

これまではSlackAppによるBotでのみ利用可能な形式でした。アナウンスに通常メッセージを使った場合、複数人がワークフローを動かすとチャンネル内を大量のメンションメッセージが埋め尽くす状態となっていましたが、今後は対象ユーザにのみ見せることも可能となります。

ユーザーグループにメンバーを追加する

参加させたい人にワークフローを実行してもらうだけで追加完了するようになります。問題はワークフローの実行に制約を掛けられない点です。

用途としては、メンバー限定のグループよりも不特定多数の参加を受け付けるグループが向いているでしょう。

新しいワークフローへの変換

新しいワークフローと古いワークフローはそれぞれ別の扱いとなっています。新しいワークフローのステップを古いワークフロー内で使いたい場合は、新しいワークフロー側で一から組み立てる必要があります。

メンテナンスコストを考慮して順次新しいワークフローへ自動変換されるとアナウンスがでているため、急ぎでなければ変換される待つのも手です。

あとがき

新UIに伴うワークフローは単純なUI変更に留まっておらず、運用ルール自体の見直しも伴う可能性が高い内容となっています。

まずは単純なアナウンス系から新ワークフローに切り替えてみるのもありかもしれません。

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